浮浪雲
主人公が飄々としている遊び人、の時代劇の漫画。
どこかこう主人公があんま好きになれない。
なんとなく周囲に一目置かれている風がなければ、
このなんともいえないダラダラ感自体はわりと好きなので、もうすこし良いのだが。
このなんとなく主人公が周囲に一目置かれている感の理由がふわっとしていて、
なんというか都合がいいのだ。
こういうだらしない主人公はわりと嫌いじゃない。
ただ、どうせならこういうだらしない人間は、かっこいい感じよりも、
もうちょっと情けない感じの方が好みなのだがな。
ま、そういうギャップが好きな人もいる、、、のかな。おれにはその感覚はわからんが。
もうちょっと主人公をナチュラルに下に見る人で、それが器用かつ立場が上の人で、
っていう感じの人がいたほうがバランスがとれるのだが。
主人公の怠け癖を説教するというよりもその生き様のようなものをナチュラルに迷惑がったり、
真面目に生きることができないことをナチュラルに下に見てマウントを取るようなことをさらっといったり、
ということをする人がいなくて、
なんかよくわからないけれども影響力のありそうな人と対等な雰囲気があるとか、
とにかく主人公の立場を上に上げるような都合のよいストーリー展開が定番のようにくるのだ。
ま、漫画だからね。
こういうのがなんとなくいいなと感じる人と、
とくになんとも興味がわかない人がいるのだろう。
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